高速情報協同組合の手数料はいくら?払う時期と紛失時の1,650円、審査で書く項目

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高速情報協同組合の法人ETCカードを調べていると、「年会費・カード手数料は無料」と紹介する記事と、「1枚550円」「事務手数料8%」と書く記事が混ざっていて、結局いくらかかるのか分かりにくくなっています。申し込む前に、何にいつお金がかかるのかを正確に知っておきたい方も多いはずです。

結論から言うと、高速情報協同組合の法人ETCカードは無料ではありません。1枚ごとにカード手数料550円と年間手数料550円がかかり、毎月の走行料金に8%の事務手数料が上乗せされます。「手数料無料」は同じ組合の法人ガソリンカードの話です。さらに、公式サイトで配布している紛失届には、カードを止めるのに1枚1,650円かかると書かれています。

この記事では、高速情報協同組合の手数料を「申し込むとき」「毎月」「毎年」「カードを増やす・なくしたとき」の場面ごとに整理し、1年間の負担額の計算例と、組合独自の審査で申込フォームに何を書くのかまで解説します。

目次

高速情報協同組合の法人ETCカードでかかる費用の一覧

公式サイトの法人ETCカードのページと、組合員向けに配布している書式(紛失届など)に金額が書かれている費用は、次の5つです。

(2026年10月時点の公式サイト記載の内容)

費用金額何に対してかかるかかかる場面
出資金10,000円1社につき(脱退時返金)組合に加入するとき
カード手数料550円(税込)カード1枚ごと発行するときのみ
年間手数料550円(税込)カード1枚ごと年1回
事務手数料8%毎月の走行料金毎月
カードの停止1,650円止めるカード1枚ごとカードをなくしたとき

出資金(組合に加入するときに預けるお金)は費用というより預け金で、脱退するときに返金されます。カードを何枚作っても、ガソリンカードと併用しても1社1万円です。

事務手数料は、高速道路を走った料金に上乗せして組合に払う手数料です。旧来の案内ページでは、8%の理由を「請求書作成、信販会社への立替保証などに伴い」と説明しています。クレジットカードを使わずに後払いで高速道路を走れる代わりに、その請求と立替の手間を走行料金の8%で負担する仕組みです。

カードの特徴や良い点・注意点を先に知りたい方は、高速情報協同組合のETCカードの評判と、公式サイトで分かる良い点・注意点で整理しています。

「年会費・手数料無料」はガソリンカードの話

高速情報協同組合について「年会費やカード手数料は無料」と紹介している記事がありますが、公式サイトでカード手数料・年間手数料を無料としているのは法人ガソリンカードです。法人ETCカードのページには、カード手数料550円・年間手数料550円・事務手数料8%がはっきり書かれています。

同じ組合で同じ出資金1万円の枠に入るカードのため、紹介記事のなかで両者の費用が混ざりやすくなっています。ETCカードの費用を見積もるときは、ガソリンカードの「無料」を当てはめないようにしてください。

手数料を払う時期:申し込みから脱退まで

同じ金額でも、いつ払うかが分かっていると資金繰りの見通しが立てやすくなります。公式サイトの記載をもとに、場面ごとに並べると次のとおりです。

場面払うもの公式サイトの記載
申し込み後、カード発送の前出資金1万円書類の確認結果の連絡と一緒に振込の案内があり、振込を確認してからカードを発送
カードを使った月の翌々月走行料金+事務手数料8%月末締め、翌月20日頃に請求書を公開、翌々月に口座振替
カードを発行したときカード手数料550円×枚数「発行時のみ」。どの請求で引き落とされるかは記載なし
毎年年間手数料550円×枚数「年1回」。請求される月と、1年目からかかるかは記載なし
カードをなくしたとき停止の費用1,650円×枚数紛失届に「カード会社規定に基づく」と記載
脱退するとき出資金1万円が戻る「脱退時返金」のみ。手続きと返金時期は記載なし

毎月の支払いは、使った月の翌々月に口座から引き落とされます。たとえば5月に使った分は、5月末に締められて6月20日頃に請求書が公開され、7月に引き落とされます。振替日は案内ページによって「8日」と書かれているものと日付のないものがあり、土日祝日にあたる場合は翌営業日です。支払い方法は口座振替だけが書かれています。

引き落とし日の案内ページごとの違いや、ETC協同組合との請求まわりの差はETC協同組合と高速情報協同組合の比較で詳しく扱っています。

計算例:カード2枚・月の走行料金3万円の会社の1年間

手数料の重さは、カードの枚数よりも走行料金で決まります。営業車2台にカードを1枚ずつ載せ、2枚合わせて毎月3万円分高速道路を走る会社で計算すると、次のようになります。年間手数料が1年目からかかる場合の計算です。

費用1年目2年目以降
カード手数料(550円×2枚)1,100円―
年間手数料(550円×2枚)1,100円1,100円
事務手数料(3万円×8%×12か月)28,800円28,800円
合計(出資金を除く)31,000円29,900円
出資金(脱退時に返金)10,000円―

1年目の31,000円のうち、事務手数料が28,800円と9割以上を占めます。1枚550円の手数料は、カードを1枚増やしても年550円しか変わりません。一方で走行料金が月1万円増えると、事務手数料は年9,600円増えます。

このため、高速情報協同組合のカードが割高かどうかは、自社の毎月の走行料金で判断するのが近道です。走行料金ごとの事務手数料の額はクレジット機能なしの法人ETCカードの仕組みと費用で一覧にしています。休日割引や平日朝夕割引を差し引いた実際の負担は法人ETCカードの割引は実質何%かで計算しています。

カードを増やす・なくす・届け出を変えるときの費用

使い始めてからかかる費用は、公式サイトの「組合員様専用書類」として配布されている3つの書式から分かります。

カードをなくしたとき:停止に1枚1,650円

ETCカード紛失届には、注意事項として「カード停止に1枚1.650円かかります。(カード会社規定に基づく)」と書かれています。紛失届では再発行を希望するかどうかを選べますが、再発行そのものにかかる手数料は記載がありません。

なくしたカードがあとで見つかっても、再利用はできません。ハサミを入れて組合へ返却するよう書かれています。カードを車に挿したままにする、受け渡しの記録を残すなど、紛失を防ぐ管理がそのまま費用を抑えることにつながります。

カードを増やすとき:追加の手数料は書式に記載なし

カードを増やすときは、ETCカード追加申請書に追加の理由(車両増車・従業員増員・その他)と枚数を書き、車検証の写しとセットアップ証明書の写しを添えて送ります。追加カードが届くまでは1週間ほどかかり、「ご希望に添えない場合もございます」と書かれています。

追加申請書には手数料の記載がありません。法人ETCカードのページでカード手数料は「1枚」ごととされているため、追加したカードにも550円がかかるかどうかは、申請する前に組合へ確かめておくと確実です。

住所や代表者が変わったとき:変更の手数料は記載なし

届出事項変更届には手数料の記載がありません。ただし、住所・社名・代表者を変えるときは、変更後の履歴事項全部証明書(登記簿謄本)の写しを添付します。代表者が変わる場合は、同意書と新しい代表者の運転免許証の表裏のコピーも必要で、口座振替依頼書があらためて郵送されます。証明書の取得費用は自社の負担です。

ETC協同組合と手数料を比べると

同じ協同組合型のETC協同組合は、出資金1万円と事務手数料8%が同じで、カード発行手数料と年間手数料が1枚880円(税込)です。1枚あたりの手数料は高速情報協同組合のほうが330円ずつ安く、上の計算例(2枚)なら1年目で1,320円の差になります。

ただし、事務手数料が同じ8%のため、年間の負担の大部分は2つの組合で変わりません。どちらに申し込むかは、手数料の差よりも事業地区や請求書の受け取り方で選ぶほうが実際の差になります。ETC協同組合の手数料の全項目と、手数料が重くなる会社はETC協同組合のデメリット6つで整理しています。

審査で確認されること:申込フォームで書く項目

高速情報協同組合の法人ETCカードは「クレジット審査なし」と案内されていますが、審査がまったくないわけではありません。法人ETCカードのページには「クレジット機能がない為、組合独自の審査にてカードを発行いたします。」と書かれています。審査の基準・かかる日数・断られた場合の連絡方法は、公式サイトに記載がありません。

基準は公開されていませんが、申込フォームと必要書類から、組合が何を把握しようとしているかは分かります。

確認されるもの公式サイトの記載
申し込める立場か法人・個人事業主・1か月以内に開業・起業予定の方。「会社員・アルバイト・無職の方は組合加入できません」
会社の規模と業種資本金・従業員数・主業種(建設・不動産業/飲食・小売業/製造業/サービス業/その他)をフォームに入力
使う見込みの金額と枚数月額利用予定額と必要カード枚数を入力。枚数には「ご希望に添えない場合もございます。」
事業の実態法人は履歴事項全部証明書、個人事業主は確定申告書(開業届でも可)。あわせて車検証・セットアップ証明書・代表者の運転免許証(いずれもコピー可)
反社会的勢力でないことフォームで同意。該当すると判断された場合は全てのサービスの提供を終了できるとされている

月額利用予定額と必要カード枚数は、走行の実績や予定、車の台数に近い数字を書いておけば十分です。カードは足りなくなったら追加申請書で増やせます。

なお、Q&Aでは、出資金の振込の案内は「書類の確認を行い、その結果をご連絡差し上げる際に」行うとされています。出資金は、書類の確認を経てから振り込む順番です。審査に通らなかった場合の次の申込先は法人ETCカードの審査に落ちたときの次の申込先で解説しています。

申し込む前に確かめておきたい費用のこと

公式サイトに金額やタイミングが書かれていない費用のうち、見積もりに関わるものは次の4つです。電話は平日9時〜12時と13時〜17時に受け付けています。

  • 年間手数料は1年目からかかるか、何月の請求に含まれるか
  • カードを追加したときにカード手数料550円がかかるか
  • 紛失したカードを再発行するとき、停止の1,650円とは別に費用がかかるか
  • 口座振替の手数料や、引き落としができなかったときの費用があるか

回答は、メールなど記録に残る形でもらっておくと社内で共有しやすくなります。

ほかの法人ETCカードと費用を並べて比べたい場合は、法人ETCカードおすすめ4選の費用比較を参考にしてください。

よくある質問

高速情報協同組合の法人ETCカードに年会費はかかりますか?

「年会費」という名前の費用はありませんが、カード1枚ごとに年間手数料550円(税込)が年1回かかります。年会費無料と紹介されることがあるのは、同じ組合の法人ガソリンカードです。

ETCコーポレートカードの手数料はいくらですか?

公式サイトのETCコーポレートカードのページには、カード手数料・年間手数料とも1枚629円(税込)と書かれています。ただし同じページに「現在、資料請求の受付を停止しております。」とあり、2026年10月時点では申し込みの入口が閉じています。

審査に落ちた場合、出資金は戻ってきますか?

審査に通らなかった場合の出資金の扱いは、公式サイトに記載がありません。Q&Aの流れでは、出資金の振込の案内は書類の確認結果の連絡と一緒に届くため、振り込む前に結果が分かる順番です。気になる場合は、書類を送る段階で組合に確かめておいてください。

まとめ

  • 高速情報協同組合の法人ETCカードは無料ではなく、カード手数料550円(発行時のみ)と年間手数料550円(年1回)が1枚ごとにかかり、走行料金に8%の事務手数料が上乗せされます
  • 「年会費・カード手数料無料」は同じ組合の法人ガソリンカードの話です
  • カードをなくすと、停止に1枚1,650円かかると紛失届に書かれています。再発行・追加発行・口座振替の手数料は記載がありません
  • カード2枚・月3万円走る会社では1年目の負担は31,000円で、その9割以上が事務手数料です。割高かどうかは毎月の走行料金で判断します
  • 審査は組合独自で、基準の記載はありません。申込フォームでは資本金・従業員数・業種・月額利用予定額・必要枚数を書き、出資金は書類の確認結果の連絡を受けてから振り込みます

本記事の内容は2026年10月時点で高速情報協同組合とETC協同組合の公式サイトに記載されている情報をもとにしています。手数料や条件は変更される場合がありますので、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

この記事を書いた人

法人ETCカードの費用構造と発行条件を、各発行元の公式サイトにあたって整理しています。年会費の表記だけでは見えない走行料金への手数料、出資金や保証金の扱い、必要書類の細かな違いなど、申し込み前に知っておきたい実務的な情報の提供を重視しています。掲載情報はすべて調査時点を明記し、条件変更を確認しだい記事を更新しています。

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